Firebase Invites でメールや SMS を使ったアプリの紹介や共有を促す
Firebase Invites は、クチコミによってアプリを広め、ユーザーに合わせた利用開始フローで手軽にアプリを利用できるようにする仕組みです。Firebase Invites を使用することで、ユーザーがアプリやお気に入りのアプリ内コンテンツを知り合いに紹介してインストールを促すまでのプロセスがスムーズになります。Google と Ipsos MediaCT の調査によると、クチコミでアプリを見つけるという人は 52% にも上ります。Firebase Invites で、このクチコミ経由での発見を促進しましょう。
解説
Firebase Invites は、アプリのインストール数を増やし、新しいユーザーを獲得するための効果的な仕組みです。多くのユーザーが、アプリを選ぶ際に友だちや知り合いからのおすすめを重視します。メールや SMS で送られてくる紹介やアプリ内共有コンテンツが信頼できる相手からのものであれば、新規ユーザーに受け入れられやすくなります。プロモーションと併用することでアプリのユーザー数が増え、継続して使用してもらえるようになります。Firebase Dynamic Links を利用すると、招待状をカスタマイズできます。また、ユーザーは、スムーズでログイン不要なアプリ インストール フローに自動的にリダイレクトされるため、アプリをインストールしていなくても紹介リンクやコンテンツを受け取ることができます。
主な機能
- SMS やメールなど、複数のチャネルで無料で配信できます。
- 連絡先セレクタにより、ユーザーの Google コンタクトと、デバイスにローカルに保存されている連絡先とを統合できます。
- 共有画面では、ユーザーが頻繁に連絡を取り合っている連絡先をもとに送信先が提案されるので、気に入ってもらえそうな相手を招待できます。
- 招待状を送信する際に、既定の招待メッセージをユーザーが編集できます。
- Play ストアに記載されているアプリの紹介テキストやグラフィックを組み合わせたカスタム画像を使用し、リッチテキスト メールの招待状をカスタマイズできます。また、HTML を使用してオリジナルの招待状を作成することもできます。
- Firebase Dynamic Links を使用すると、コンテンツの切り取りや貼り付けをしなくても招待状で紹介コード、レシピ記事、その他共有コンテンツを送信できます。さらに、相手ユーザーがアプリをインストールしていなくても大丈夫です。
- 招待カードにはインストール ボタンが大きく表示され、すぐにインストールを開始できます。
おすすめの方法
- 既存ユーザーの意欲を高める。招待オプションを見つけやすくしたり、アプリ内クレジットなどの特典を提供したりします。招待オプションをトップレベル メニューのような目立つ場所に配置したり、適切な状況や適切なタイミングで招待フローを表示したりします。また、メニューに追加するときは、招待アイテムの内容がわかりやすいものにします。
- 共有オプションを目立つ場所に配置する。アプリの共有可能なコンテンツの横などに配置するとわかりやすくなり、ユーザーがアプリと特定のアプリ コンテンツの両方を共有できるようになります。
-
オリジナルの共有シートを作成する。まず、
EXTRA_INITIAL_INTENTSを使って SMS やメールをリストに表示し、ユーザーが Firebase Invites の方法で共有する可能性を高めます。また、LabeledIntentを使って共有チャネルにわかりやすい説明を加えます。 - 招待状をカスタマイズする。招待状のデザインをアプリに合わせてカスタマイズするため、カスタム HTML を作成するか、わかりやすい行動を促すフレーズの招待メッセージとカスタム画像を指定します。共有コンテンツの説明を追加し、句読点や大文字を使いすぎないようにします。句読点や大文字が多すぎると、クライアントのアプリによってスパムと判断されます。
- カスタマイズした特別なコンテンツを招待状に含めて魅力を高める。たとえば、ユーザーがレシピを共有しようとする場合は、料理の写真を追加して目に付きやすい、役に立つ招待状を作成します。
- 利用開始フローをカスタマイズする。招待状の内容や、ディープリンクなどを使用し、新規ユーザーを共有コンテンツ、特典、アプリ内購入フローに直接誘導して、新規購入がスムーズにできるようにします。
- 新規ユーザーの意欲を高める。招待状から初めてアプリを開いたときの特典や無料トライアルなどを提供することでユーザーの意欲を高め、アプリを使用し続けてもらえるようにします。