
図 1. ステータスバー([1])とナビゲーション バー([2])で構成されるシステムバー
システムバーは、通知の表示や、デバイス ステータスの通信、デバイスの操作を行うための専用の画面領域です。図 1 に示すように、システムバーはステータスバーとナビゲーション バーで構成されており、通常はアプリと同時に表示されます。映画や画像などの没入型コンテンツを表示するアプリの場合は、システムバーのアイコンを一時的に省略表示にすることで観賞の邪魔にならないようにしたり、システムバーを一時的に非表示にすることで完全に没入できる環境を生み出したりすることができます。
Android 設計ガイドで説明しているとおり、標準の Android UI ガイドラインおよび利用形態に適合するようにアプリを設計することは極めて重要です。システムバーは、ユーザーがデバイスを操作し、デバイスのステータスを表示するための標準的な方法です。そのため、システムバーを変更する前に、ユーザーの想定やニーズについて慎重に検討する必要があります。
このクラスでは、システムバーに簡単にアクセスできる方法を残しつつ、没入型のユーザー エクスペリエンスを実現するために、さまざまなバージョンの Android においてシステムバーを省略表示にしたり非表示にしたりする方法について説明します。
レッスン
- システムバーを省略表示にする
- ステータスバーとナビゲーション バーを省略表示にする方法について学びます。
- ステータスバーを非表示にする
- さまざまなバージョンの Android でステータスバーを非表示にする方法について学びます。
- ナビゲーション バーを非表示にする
- ステータスバーに加えて、ナビゲーション バーを非表示にする方法について学びます。
- 没入型の全画面モードを使用する
- 完全に没入できる環境をアプリ内で実現する方法について学びます。
- UI の表示設定変更に応答する
- リスナーを登録してシステム UI の表示設定変更を把握し、それに応じてアプリの UI を適切に調整する方法について学びます。