テンプレート

ウォッチフェイスのデベロッパーが %s %d などの文字列形式を指定できます。文字列形式は、C プログラミング言語の printf()、または Java プログラミング言語の String.format() によく似ています。

さらに、Template により、デベロッパーは Android 文字列リソース(res/values/strings.xml で宣言されたリソースを含む)を使用できるようになります。

Wear OS 4 から導入されました。

構文

<Template>template-string
    <Parameter expression="arithmetic-expression" />
</Template>

次のコード スニペットは、Template 要素と Parameter 要素を使用して、文字列 Current heart rate: 80 を出力する方法を示しています。

<Template>%s %d
    <Parameter expression="Current heart rate: " />
    <Parameter expression="[HEART_RATE]" />
</Template>

次のコード スニペットは式内で Android 文字列リソースを使用する方法を示しています。

<Template>%s<Parameter expression="greeting"></Parameter></Template>

ここで、greetingres/values/strings.xml で定義されます。

<resources>
    <string name="greeting">Hello, world!</string>
</resources>

次のコード スニペットは、Android 文字列リソースを使用して文字列 Day: Fri を出力する方法を示しています。

<Template>day_of_week
    <Parameter expression="[DAY_OF_WEEK_S]" />
</Template>

ここで、day_of_weekres/values/strings.xml で定義されます。

<resources>
    <string name="day_of_week">Day: %1$s</string>
</resources>

内部要素

Template 要素には 1 つ以上の Parameter 内部要素を含める必要があります。Parameter 内部要素には expression という 1 つの属性があります。これは、Template 要素の形式文字列に従って値が特定の型に変換される演算式です。さまざまな Parameter 内部要素の式は、Template 要素の形式文字列で左から右に評価されます。