Android 14 を入手する

Android 14 は次のいずれかの方法で入手できます。

Google Pixel デバイスで Android 14 ベータ版を入手する

サポート対象の Google Pixel デバイスで Android 14 を最も簡単に入手する方法は、Google Pixel 用 Android ベータ プログラムにデバイスを登録する方法です。

登録はすばやく簡単に行うことができます。アーリー アドプターやデベロッパーの方はぜひ登録してください。ほとんどの場合、Android 14 ベータ版に移行するためにデータを完全にリセットする必要はありませんが、デバイスを登録する前にデータをバックアップしておくことをおすすめします。

以前にオプトアウトしていない限り、登録したデバイスには、プラットフォームのリリース サイクルの期間中、四半期プラットフォーム リリース(QPR)を含め、無線(OTA)アップデートが定期的に送信されます。

Google Pixel 用 Android ベータ プログラムのリリース サイクル期間中に、動作が安定しているリリースの一般公開を 4 回予定しています(公式プラットフォーム リリースに続いて 3 回の四半期プラットフォーム リリースがあります)。動作が安定しているリリースのアップデートを適用した場合は、(次にベータ版のアップデートを適用するまで)期間限定でデータのワイプを発生させずにベータ版のアップデートを解除できます。

Google Pixel 用 Android 14 ベータ版に登録する

システム イメージを書き込むか手動でインストールする

デバイスに書き込む場合は、Android Flash Tool を使用することをおすすめします。

その他の理由でデバイスを手動で書き込む必要がある場合は、Pixel のダウンロード ページから、お使いのデバイス用の Android 14 システム イメージを入手してください。システム イメージをデバイスに書き込む方法については、ダウンロード ページに掲載されている一般的な手順をご確認ください。この方法は、テストをきめ細かく制御する必要がある場合(自動テストや回帰テストを行う場合)に便利です。

Android 14 ベータ版のイメージは、次の Google Pixel デバイスで利用できます。

  • Google Pixel 4a (5G)
  • Google Pixel 5 および Google Pixel 5a
  • Pixel 6 および 6 Pro
  • Google Pixel 6a
  • Pixel 7 および 7 Pro

Android Emulator をセットアップする

Android 14 を実行できるように Android Emulator を構成すると、新しい機能と API を試して Android 14 の動作変更をテストするのに大変役立ちます。エミュレータのセットアップは簡単です。エミュレータを使用すると、さまざまな画面サイズやデバイスの特性をエミュレートできます。

必要なテストの種類によっては、次のデバイス カテゴリからさまざまな仮想デバイスをセットアップすることを検討してください。

仮想デバイス(スマートフォン)をセットアップする

一般的なスマートフォンをエミュレートするように仮想デバイスをセットアップする手順は次のとおりです。

  1. Android Studio の最新のプレビュー ビルドをインストールします。
  1. Android Studio で [Tools] > [SDK Manager] をクリックします。
  2. [SDK Tools] タブで Android Emulator の最新バージョンを選択し、[OK] をクリックします。これにより、最新バージョンがまだインストールされていない場合は、インストールされます。
  3. Android Studio で [Tools] > [AVD Manager] をクリックし、手順に沿って新しい Android Virtual Device(AVD)を作成します。

    サポートされている Pixel デバイスのデバイス定義と 64 ビット Android 14 Emulator のシステム イメージを必ず選択してください。デバイス定義と一致する Android 14 システム イメージをまだインストールしていない場合は、[Release Name] の横にある [Download] をクリックして入手します。

  4. AVD Manager の仮想デバイスのリストに戻り、Android 14 の仮想デバイスをダブルクリックして起動します。

仮想デバイス(タブレットまたは大画面デバイス)をセットアップする

タブレットやその他の大画面デバイスをエミュレートするように仮想デバイスをセットアップする手順は次のとおりです。

  1. Android Studio の最新のプレビュー ビルドをインストールします。
  1. Android Studio で [Tools] > [SDK Manager] をクリックします。

  2. [SDK Tools] タブで Android Emulator の最新バージョンを選択し、[OK] をクリックします。これにより、最新バージョンがまだインストールされていない場合は、インストールされます。

  3. Android Studio で [Tools] > [Device Manager] をクリックし、[Device Manager] パネルで [Create device] をクリックします。

  4. [Tablet] カテゴリの [Pixel C] や、[Phone] カテゴリの [7.6" Fold-in with outer display] など、大画面でのデバイス定義を選択して [Next] をクリックします。

  5. [Android API Upside Down Cake] という Android 14 システム イメージを探し、[Download] をクリックして取得します。ダウンロードが完了したら、このシステム イメージを選択して [Next] をクリックします。

  6. 仮想デバイスのその他の設定が完了したら、[Finish] をクリックします。

  7. デバイス マネージャーで仮想デバイスのリストに戻り、目的の Android 14 仮想デバイスを探して起動アイコン をクリックします。

上記の手順を繰り返して大画面のデバイス定義を作成します。この定義を使用して、大画面を使用する多様な状況でアプリをテストできます。

サイズ変更可能なエミュレータ

Android 14 用に設定する大画面の仮想デバイスに加えて、Android Studio Chipmunk | 2021.2.1 以上に含まれている、サイズ変更可能な新しいデバイス設定を試すことができます。Android 14 システム イメージでサイズ変更可能なデバイス定義を使用すると、Android Emulator で、スマートフォン、折りたたみ式デバイス、タブレット、デスクトップの 4 つの参照デバイスをすばやく切り替えることができます。折りたたみ式参照デバイスを使用する場合は、折りたたみ / 展開状態を切り替えることもできます。

この柔軟性により、同じ参照デバイスを使用して、設計時のレイアウトの検証とランタイムでの動作のテストの両方を簡単に行えます。サイズ変更可能なエミュレータを新しく作成するには、Android Studio のデバイス マネージャーを使用して新しい仮想デバイスを作成し、[Phone] カテゴリのデバイス定義 [Resizable] を選択します。

Android Emulator の新しいサイズ変更可能なデバイス定義を使用して、さまざまな大画面シナリオで Android 14 をテストします。

Generic System Image(GSI)を入手する

Android の Generic System Image(GSI)バイナリは、Treble に対応しているデバイス上でアプリをテストして検証するデベロッパー向けに提供されています。これらのイメージを使用して、互換性の問題に対処できるだけでなく、OS やフレームワークの問題を見つけて報告できます。

デバイスの要件、書き込む手順、各デバイスに応じたイメージタイプの選択について詳しくは、GSI ドキュメントをご覧ください。GSI バイナリをダウンロードする準備ができたら、GSI バイナリのページのダウンロード セクションをご覧ください。

詳細情報

アプリに影響する可能性がある変更と、そのような変更をアプリでテストする方法については、以下のトピックをご覧ください。

Android 14 で利用できる新しい API と機能について詳しくは、Android 14 の機能をご覧ください。