Android Gradle プラグイン 7.4.0 はメジャー リリースで、さまざまな新機能と改善措置が組み込まれています。
互換性
最小バージョン | デフォルトのバージョン | 備考 | |
---|---|---|---|
Gradle | 7.5 | 7.5 | 詳細については、Gradle のアップデートをご覧ください。 |
SDK Build Tools | 30.0.3 | 30.0.3 | SDK Build Tools をインストールまたは設定します。 |
NDK | なし | 23.1.7779620 | 別のバージョンの NDK をインストールまたは設定します。 |
JDK | 11 | 11 | 詳細については、JDK バージョンの設定をご覧ください。 |
AGP Upgrade Assistant のアップグレード後のレポートとロールバック機能
AGP Upgrade Assistant でアップグレード後のレポートが追加されました。このレポートには、完了したステップと、アップグレードが成功したかどうかが記載されています。アップグレード後、プロジェクトのビルドまたはテストに問題がある場合は、Upgrade Assistant によって行われた変更を元に戻すアクションも記載されています。
プロジェクトのインポートが並行して実行される
Gradle 7.4.2 以降と Android Gradle プラグイン 7.2.0 以降を使用している場合、Studio IDE はプロジェクトを並行してインポートするようになりました。具体的には、Android Studio が Gradle 同期をトリガーすると、ビルドに含まれるプロジェクトを記述する情報が並行して作成されます。通常、特に大規模なプロジェクトでは、同期プロセスが高速化されます。ベンチマークによると、非常に大規模なプロジェクト(3,500 個の Gradle サブプロジェクトを含む)の Gradle モデルのビルド時間は、10 分から 5 分に 50% 短縮されています。
Android Gradle プラグインが JVM 11 バイトコードをターゲットとする
Android Gradle プラグイン 7.4.0-alpha04 以降、AGP は JVM 11 バイトコードで出荷されます。つまり、AGP に対してコンパイルする場合や、カスタム Lint チェックを作成する場合は、JVM 11 バイトコードをターゲットにする必要があります。モジュール レベルの build.gradle
ファイルに次のコードを含める方法があります。
sourceCompatibility = "11"
targetCompatibility = "11"
パッチリリース
Android Gradle プラグイン 7.4 のパッチリリースを以下に示します。
Android Gradle プラグイン 7.4.1(2023 年 2 月)
このマイナー アップデートには、次のバグ修正が含まれています。
修正された問題 | |
---|---|
非推奨に関する警告に対処して Gradle 9.0 に備えるため、
destination プロパティから outputLocation プロパティに移行する |
|
AGP 7.4.0-rc01 が Variant API を破損し、「Querying the mapped value of
map(provider(java.util.Set)) before task '...' has completed is not supported」と表示される |