Kotlin マルチプラットフォーム

Kotlin マルチプラットフォームを使用すると、異なるプラットフォームの間で Kotlin コードを共有できます。Kotlin マルチプラットフォームは JetBrains によって開発されており、安定した実稼働対応のバージョンとしてこれを使用し、モバイル プラットフォームをターゲットにできます。

マルチプラットフォームの Jetpack ライブラリ

Google は、Android と iOS の間でビジネス ロジックを共有することに重点を置いて、社内で Kotlin マルチプラットフォームを試しています。その一環として、一部の Jetpack ライブラリをマルチプラットフォームに変換しています。Kotlin マルチプラットフォームはまだ開発中であるため、これらのライブラリには、Android 以外のターゲットに対する Jetpack の通常の安定性の保証がありません。

すでに Kotlin マルチプラットフォームを使用してアプリを作成している場合は、マルチプラットフォーム プロジェクトで次の Jetpack ライブラリを使用できます。

API の利用可能なプラットフォームを示すマーカー

これらのライブラリのリファレンス ドキュメントでは、共通コード、Android、ネイティブで利用可能かどうかに基づいて API にマークが表示されています。各ページの上部で、宣言をプラットフォーム別にフィルタすることもできます。

kotlin-multiplatform-samples リポジトリでは、これらのライブラリの機能の一部を紹介しています。

これらのライブラリに関するフィードバックがございましたら、Issue Tracker でお知らせください。

ツールのサポート

マルチプラットフォーム プロジェクトは、Android Studio で開いたり、編集したり、実行したりできます。ただし、IDE の一部の機能は、このプロジェクトでまだ利用できません。追加機能に関しては、JetBrains から Kotlin マルチプラットフォーム モバイル プラグインをインストールできます。

また、新しいリリースのコアシナリオをテストして、Android Gradle プラグインが Kotlin マルチプラットフォームと互換性があることを確認しています。