このページには、Wear OS by Google に関する情報を掲載しています。
2021-04-27 ウェアラブル SDK 17.1.0
ウェアラブル SDK バージョン 17.1.0 には、次期ウェアラブル サポート ライブラリ リリースをサポートするためのマイナー API アップデートが含まれています。
2020-09-28 ウェアラブル サポート ライブラリ v2.8.1
ウェアラブル サポート ライブラリのバージョン 2.8.1 での変更点は次のとおりです。
ウォッチフェイス テンプレートの使用時に Jetifier を無効にできる
Android Studio ウォッチフェイス テンプレートで、AndroidX 依存関係を使用して Jetifier を無効にできるようになりました。この修正は、Android Studio 4.2 以降でウォッチフェイス テンプレートを使用する場合に適用されます。
2020-09-24 ウェアラブル サポート ライブラリ v2.8.0
ウェアラブル サポート ライブラリのバージョン 2.8.0 での変更点は次のとおりです。
システム以外のデフォルトの追加機能プロバイダを指定するフォールバック機能
ウォッチフェイスでは、setDefaultComplicationProviderWithFallbacks
を使用して、デフォルトで使用するシステム以外の追加機能プロバイダを 1 つ以上指定できるようになりました。指定したシステム以外のプロバイダがインストールされていない場合は、デフォルトのシステム プロバイダを使用するようフォールバックされます。
WearableActivity のサポート終了
WearableActivity
のサポートが終了しました。代わりに AmbientModeSupport
を使用してください
SKIP_CONFIRMATION_UI のサポート終了
ActionConfirmationActivity.SKIP_CONFIRMATION_UI
のサポートが終了しました。Wear 2.0 のリリース以降、このエクストラは使用されていませんでした。
2020-05-15 ウェアラブル サポート ライブラリ v2.7.0
ウェアラブル サポート ライブラリのバージョン 2.7.0 での新機能は次のとおりです。
ウォッチフェイス用のハードウェア アクセラレーション
CanvasWatchFaceService
クラスを使用する際、ハードウェア アクセラレーション キャンバスをリクエストできるようになりました。ハードウェア アクセラレーションを利用してウォッチフェイスのパフォーマンスを改善し、より多くの UI パフォーマンス データにアクセスできます。
詳細については、ハードウェア アクセラレーションでウォッチフェイスのパフォーマンスを改善するをご覧ください。
2020-04-21 ウェアラブル サポート ライブラリ v2.6.0
ウェアラブル サポート ライブラリのバージョン 2.6.0 での改善点は次のとおりです。
Android Jetpack への移行
ウェアラブル サポート ライブラリが Android Jetpack に移行されました。既存のライブラリは、androidx
名前空間を使用して AndroidX にマッピングされ、アクセスできるようになりました。また、サポートが終了したサポート ライブラリ(android.support.*
パッケージ)に対する依存関係はすべて削除されました。
またこの変更により、Android Studio 4.0 以降でウェアラブル サポート ライブラリを使用できるようになり、問題 #147972079 のような問題が解決されます。
2019-08-28 ウェアラブル サポート ライブラリ v2.5.0
ウェアラブル サポート ライブラリのバージョン 2.5.0 での改善点は次のとおりです。
startActivity() が TYPE_NO_PERMISSION というウォッチフェイスの追加機能のタイプを引数に与えられて呼び出されたときの ComplicationDrawable を修正
ComplicationDrawable
に NEW_TASK
フラグが追加されました。これにより、WatchFaceService
からの startActivity()
呼び出しに FLAG_ACTIVITY_NEW_TASK
が含まれるようになり、android.util.AndroidRuntimeException
が回避されます。
この変更により、TYPE_NO_PERMISSION
というウォッチフェイスの追加機能のタイプで、ウォッチフェイスがクラッシュせず、許可を要求するアクティビティが正常に起動されるようになりました。
2018-09-25 ウェアラブル SDK 16.0.0
ウェアラブル SDK バージョン 16.0.0 では、必要な Google Play 開発者サービスのバージョンを 12.4 から 8.6 に下げています。この変更により、Google Play 開発者サービスの APK にアップデートしなくても、既存のアプリを最新バージョンのウェアラブル SDK にアップデートできます。
2018-06-11 Wear OS デベロッパー プレビュー 2 へのアップデート
Wear OS デベロッパー プレビュー 2 への最新の無線(OTA)アップデートでは、バックグラウンド アプリのアラームとジョブが再度有効になりました。
このポリシーの変更によってアプリ開発の柔軟性は高まりますが、バックグラウンド アラームとジョブには、引き続き Android P の他の制限(アプリ スタンバイ バケットに関連するものを含む)が影響します。デベロッパーには、アプリがどのバケットに含まれていても正しく動作するよう、おすすめの方法に沿うことをおすすめします。
このアップデートでは、ユーザー入力とセンサーデータへのバックグラウンド アプリによるアクセスを制限することで、ユーザー入力とデータのプライバシーも強化されます。アプリの要件によっては、フォアグラウンド サービスを使用してセンサーデータに継続的にアクセスできるようにする必要があります。
2018-05-08 Wear OS デベロッパー プレビュー 2
Wear OS デベロッパー プレビュー 2 には、改善された Google アシスタント エクスペリエンスなどの機能が含まれています。
バグやフィードバックについては、Wear OS by Google の Issue Tracker からお知らせください。早期にご報告いただくことで、最終リリースでバグが修正される可能性が高くなります。
既知の問題
このセクションには、プレビュー 2 リリースの既知の問題を掲載しています。
Wear OS イメージの問題点
- アプリを開いた状態でスマートウォッチの側面にある電源ボタンを押すと、ウォッチフェイスではなく、以前の画面に戻る場合があります。
中国向け Wear OS イメージの問題点
- アプリを開いた状態でスマートウォッチの側面にある電源ボタンを押すと、ウォッチフェイスではなく、以前の画面に戻る場合があります。
- ボリュームに関連するサウンド設定が維持されません。たとえば、スマートウォッチの通知音をオフに設定していても、電話が着信すると音が鳴ります。また、アラームのボリュームを調整しても作用しません。
- 複数の通知が続くと、正しく表示されない場合があります。たとえば、タイマーとストップウォッチの両方を設定すると、通知が表示されません。複数の通知ではなく、1 つの継続的な通知でアプリをテストすることをおすすめします。
- 中国版の Wear アプリストアは動作しません。デベロッパーは、このチャンネルからアップデートや新しいアプリのインストールを行うことはできません。回避策として、adb を使ってアプリをサイドロードしてテストすることをおすすめします。
Wear エミュレータの問題点
- コンパニオン スマートフォンに電話が着信しても、ペア設定されたエミュレータに着信として表示(ミラーリング)されません。
- SDK Manager を使って Android P の最新版または中国版をインストールする(またはインストールされていることを確認する)場合、選択肢の横のチェックボックスを選択しても(オンにしても)、選択が解除される場合があります。選択が解除された場合は、再度選択してください。
- エミュレータをコールドブートすると、「デバイスで内部的な問題が発生しました。詳しくはメーカーにお問い合わせください。」というエラーが表示されることがあります。機能には影響しないため、下までスクロールし、[OK] をクリックしてアプリのテストを始めてください。
- エミュレータで音声応答が動作しない場合があります。たとえば、Wear エミュレータで Google ハングアウト メッセージの通知を受け取り、音声でメッセージに返信しようとすると、「Google keeps stopping」エラー メッセージが表示され、音声による応答ができません。
- Wear エミュレータで Instant Run が動作しない場合があります。
- adb やバグレポートなど、プログラムによるスクリーンショットの撮影が動作しない場合があります。回避策として、エミュレータ ツールバーのカメラボタンをクリックしてスクリーンショットを撮影してください。
中国版 Wear エミュレータの問題点
- コンパニオン スマートフォンに電話が着信しても、ペア設定されたエミュレータに着信として表示(ミラーリング)されない場合があります。そのため、エミュレータに不在着信通知が表示されない可能性があります。さらに、着信した通話にエミュレータから応答できず、着信音が鳴り続ける場合があります。
- SDK Manager を使って Android P の最新版または中国版をインストールする(またはインストールされていることを確認する)場合、選択肢の横のチェックボックスを選択しても(オンにしても)、選択が解除される場合があります。選択が解除された場合は、再度選択してください。
- エミュレータをコールドブートすると、「デバイスで内部的な問題が発生しました。詳しくはメーカーにお問い合わせください。」というエラーが表示されることがあります。機能には影響しないため、下までスクロールし、[OK] をクリックしてアプリのテストを始めてください。
- Wear エミュレータで Instant Run が動作しない場合があります。
- adb やバグレポートなど、プログラムによるスクリーンショットの撮影が動作しない場合があります。回避策として、エミュレータ ツールバーのカメラボタンをクリックしてスクリーンショットを撮影してください。
Wear の Google アシスタント
Wear OS でアシスタントのサポートが拡張され、Android コードを記述しなくてもウェアラブル対応のエクスペリエンスを構築できるようになりました。具体的には、Actions on Google プラットフォーム向けに構築することで、その製品やサービスを使ってユーザーが作業できるようになります。
また、Wear OS で音声とタップによる素早い操作ができるようになりました。さらに、以下を目的とした候補ワードもサポートされています。
- ユーザーが操作を素早く終えるためのサポート
- アクションの機能に関するヒントの提供
また、Wear OS で表示できるカードやリスト、カルーセルが増えました。
したがって、DialogFlow、Templates、または Actions SDK を使用して Wear OS 用の Actions on Google を作成できます。また、スマートウォッチ専用の新しい応答テンプレートを使うこともできます。Actions on Google のおすすめの方法は次のとおりです。
- 短く簡潔な会話
- 視覚と音声の両方によるフィードバック
Wear OS でのこのようなアシスタントの拡張は Android P には依存せず、すべての Wear 2.0 ユーザーに提供されます。Actions on Google の構築の概要については、Google アシスタントの拡張をご覧ください。
デベロッパー プレビュー 2 のバッテリー節約
以下に示すとおり、バッテリー駆動時間を延ばすために電源関連の機能が導入されています。このデベロッパー プレビュー 2 セクションの情報は、デベロッパー プレビュー 1 の電源関連の情報よりも優先されます。
新しいモード: 強化されたバッテリー セーバー
強化されたバッテリー セーバー モードでは、電源用に最適化されたデフォルトのウォッチフェイスがスマートウォッチに表示されます。以下の機能はすべてオフになります。
- 無線通信
- タッチスクリーン
- 傾けるとスリープから復帰する機能
側面のボタンを短く押すと時間を確認できます。長押しするとフル動作モードに戻り、NFC を介した支払いやメッセージへの応答などのタスクを行えます。デベロッパーは、強化されたバッテリー セーバー モードでは、開発したアプリ、ウォッチフェイス、ウォッチフェイスの追加機能データ プロバイダを利用できないことを前提とする必要があります。
バックグラウンド アクティビティの制限
電源効率を高めるため、スマートウォッチが充電器に接続されている場合を除き、バックグラウンドのアプリはアラームやジョブを開始できなくなりました。ただし、ウォッチフェイスや、アクティブなウォッチフェイスの追加機能は例外です。
注: バックグラウンドでモニタリングを行う場合など、常に実行しなければならないアプリでは、startForegroundService() メソッドによってフォアグラウンド サービスを使用することをおすすめします。詳しくは、バックグラウンド サービスの制限事項をご覧ください。現在のところ、フォアグラウンド サービスの利用が適しているのは、健康状態のモニタリングなどの例外的なユースケースです。
アプリの互換性向上
アプリの互換性向上のために、Android P では非 SDK インターフェースの使用制限が導入されています。SDK 以外のメソッドやフィールドから移行する計画を立ててください。ユースケースに必要な同等の機能が一般公開されていない場合は、ご連絡ください。
ダーク UI システムテーマ
2018 年初頭より、Wear OS のデフォルトの UI テーマが切り替わり、通知ストリームとシステム ランチャーの背景色が暗色系になっています。この変更は、アプリの視認性を高めることが目的です。この新しい UI テーマでアプリのユーザー補助機能を検証してください。
Codelab のアップデート
Wear OS で開発を行う際の重要な手法の理解に役立つよう、Codelab がアップデートされています。たとえば、Kotlin ベースのウォッチフェイスに関する新しい Codelab で、Kotlin DSL(Kotlin ドメイン固有言語)を実際にお試しください。ご感想をお待ちしております。
2018-03-27 Wear OS デベロッパー プレビュー 1
日付: 2018 年 3 月 27 日
このセクションには、Wear OS by Google のデベロッパー プレビュー 1 についての情報を掲載しています。このプレビューにいくつかのアップデートが行われた後、最終的な製品版がリリースされる予定です。バグについては、Wear OS by Google の Issue Tracker からお知らせください。早期にご報告いただくことで、最終リリースでバグが修正される可能性が高くなります。
既知の問題
- Wear OS コンパニオン アプリで [Report wearable bug] をタップした場合、動作しているように見えますが、実際にはバグレポートが生成されません。回避策として
adb bugreport
を使用することをおすすめします。 - スマートウォッチで電話を受けられないことがあります。この場合は直接スマートフォンで電話を受ける必要があります。
- ペア設定後や、プリロードされているアプリを起動した後に、「Detected problems with API compatibility」(API 互換性の問題を検知)というエラーが表示される場合があります。このエラー メッセージはしばらくすると消えるため、ユーザビリティには影響しません。
- スマートウォッチとエミュレータの [Settings] メニューに、[Take bug report] オプションが 2 つ表示されます。片方しか機能しないため、バグレポートを作成する場合は、両方のオプションを試してみてください。タップしたオプションが機能すると、バグレポートが生成されていることを示すトーストが表示されます。
- 中国版で音声入力を行うとアプリがクラッシュします。この機能は音声入力 API を使用するため、音声検索や音声によるリマインダーの追加などを行うとクラッシュが発生します。テストの際は、音声入力ではなく、キーボードまたは手書き入力を使用してください。
- 中国版の Wear アプリストアは動作しません。デベロッパーは、このチャンネルからアップデートや新しいアプリのインストールを行うことはできません。回避策として、adb を使ってアプリをサイドロードしてテストすることをおすすめします。
今回のデベロッパー プレビューのハイライト
デベロッパー プレビュー 1 には以下の機能が含まれており、アプリのテストに利用できます。
-
バックグラウンド アクティビティの制限。電源効率を高めるために、バックグラウンドのアプリではアラームやジョブを利用できなくなりました。ユーザーが選択したウォッチフェイスやウォッチフェイスの追加機能などは除きます。この機能は、デベロッパー プレビューで徐々に公開されるため、お使いのスマートウォッチですぐに効果を確認できない場合もあります。
注: 常に実行する必要があるアプリは、
startForegroundService()
メソッドを使用してフォアグラウンド サービスに変更することをおすすめします。詳しくは、バックグラウンド サービスの制限事項をご覧ください。 - アプリでの非 SDK インターフェースの使用制限。アプリの互換性向上のために、Android P では非 SDK インターフェースの使用制限が導入されています。SDK 以外のメソッドやフィールドから移行する計画を立ててください。ユースケースに必要な同等の機能が一般公開されていない場合は、ご連絡ください。
- ダーク UI システムテーマ。2018 年初頭より、Wear OS のデフォルトの UI テーマが切り替わり、通知ストリームとシステム ランチャーの背景色が暗色系になっています。この変更は、アプリの視認性を高めることが目的です。この新しい UI テーマでアプリのユーザー補助機能を検証してください。
- スマートウォッチを身につけていないときは無線通信がオフになる。電源効率を高めるために、長時間スマートウォッチを身につけていないことが検知されると、Bluetooth、Wi-Fi、携帯の無線通信がオフになります。この機能は、デベロッパー プレビューで徐々に公開されるため、最初はお使いのスマートウォッチで効果を確認できない場合があります。この機能によって開発プロセスが難しくなる場合は、adb で次のコマンドを使用して機能を無効化できます。
adb shell settings put global off_body_radios_off_for_small_battery_enabled 0
- BT に接続されていないときは Wi-Fi がオフになる。電源効率を高めるために、スマートウォッチが Bluetooth に接続されていない場合は、Wi-Fi に自動接続しなくなりました。アプリが高帯域幅ネットワークをリクエストしている場合や、スマートウォッチが充電器に接続されている場合などは例外です。この機能は、デベロッパー プレビューで徐々に公開されるため、最初はお使いのスマートウォッチで効果を確認できない場合があります。
ウェアラブル サポート ライブラリ v2.3.0 へのアップデート
ウェアラブル サポート ライブラリの v2.3.0 ドキュメント アップデートでは、名称変更に伴う更新が行われています。
さらに、ライブラリ v2.3.0 には、テキスト範囲にマークアップ オブジェクトが属するテキスト用に、
ComplicationDrawable
と
TextRenderer
に関連するアップデートが含まれています。これらのクラスでは、Spanned テキストの処理が改善されており、スパンの特定のサブセットのみがレンダリングされるため、違和感なくスパンをウォッチフェイスにレンダリングできます(描画できるスパンの種類については、
setText
メソッドをご覧ください)。
2018-03-15 Wear の名称変更
日付: 2018 年 3 月 15 日
このセクションには、Wear OS の機能についての情報を掲載しています。
Android Wear の新名称
Android Wear の名称が Wear OS by Google に変更されました。
2018-02-27 常に画面表示モードのアップデート
日付: 2018 年 2 月 27 日
このセクションには、Android Wear の新機能についての情報を掲載しています。
常に画面表示モードをサポートする新たなクラス
Android サポート ライブラリの 27.1.0 バージョンには、サポートが終了した
AmbientMode
クラスに代わる新しいクラス AmbientModeSupport
が含まれています。近日中にサンプルも更新される予定です。
2018-01-25 最終版エミュレータなど
日付: 2018 年 1 月 25 日
このセクションには、Android Wear の新機能についての情報を掲載しています。
Android エミュレータ: Wear 向けアップデート
Wear 関連の最終版 Android エミュレータ アップデートが公開され、API バージョン 26 に基づいてアプリをテストできるようになりました。
ウェアラブル サポート ライブラリ v2.2.0 の機能強化
ウェアラブル サポート ライブラリの 2.2.0 バージョンには、以下のアップデートが含まれています。
新しい未読通知インジケーター
常に未読通知を気にかける必要があるユーザーのために、ウォッチフェイスの下部に丸のついたドットを表示する新しいインジケーターが提供されるようになりました。独自に通知を管理する仕組みも用意されています。setHideNotificationIndicator を使用してデフォルトのインジケーターを非表示にしたうえで独自の通知を表示できます。あるいは、setShowUnreadCountIndicator を使用してステータスバーに通知数を表示できます。
setAccentColor メソッドを使用すると、未読通知インジケーターの外側のリングに使う色をカスタマイズできます。
注: 未読通知インジケーターは、Wear 2.8.0 の製品版では利用できません。代わりに、最新の Wear エミュレータを使って実装をテストすることをおすすめします。未読通知インジケーターは、次回の Wear 正式リリース(バージョン 2.9.0)よりデフォルトで表示されます。
詳しくは、未読通知インジケーターの管理をご覧ください。
ComplicationDrawable クラスの機能強化
システムによって
TYPE_NO_PERMISSION
という値(ウォッチフェイスに、ウォッチフェイスの追加機能データを取得する権限がないことを示す)が示されると、
ComplicationDrawable
クラスは、タップされたウォッチフェイスに対する権限のリクエストを開始します。
さらに、イメージの読み込みが終了したとき、またはタップによるハイライト表示が消えたとき、
ComplicationDrawable
クラスは自身を無効化します。無効化に対して反応させる(例: ウォッチフェイスを再描画する)には、
Drawable.Callback
を追加します。
既知の問題
- エミュレータでシアターモードを有効にすると(画面と明るさの設定を変更するを参照)、シアターモードを解除できなくなる場合があります。この問題を修正するには、エミュレータのデータを消去する必要があります。エミュレータの実行と停止、データの消去を行うをご覧ください。
- API レベル 25 または 26 のエミュレータ ウィンドウでは、電源ボタンが動作しません。そのため、電源ボタン以外のボタンを使用してください。具体的には、常に画面表示モードに切り替える場合(たとえば、ユーザーが画面を手のひらで覆ったような場合)、エミュレータ ツールバーの電源ボタン(画面右側)を使用します。アプリ ランチャーを(インタラクティブ モードで)起動するには、エミュレータ ツールバーのホーム(丸印)ボタンを使用してください。
- 中国版のエミュレータで手書き入力を使うと、画面が点滅を始める場合があります。その際に画面キーボードのボタンをクリックすると、キーボードによって画面の半分がブロックされます。
2017-12-18 Google Play 開発者サービスへの新しいアクセス方法
このセクションには、Android Wear の新機能についての情報を掲載しています。
GoogleApiClient クラスからの移行
バージョン 11.8.0 以降の Google Play 開発者サービスを使用する Wear アプリは、GoogleApiClient
クラスの使用をやめて、
GoogleApi
クラスをベースとした API クライアント オブジェクトと Tasks API を使用するように移行する必要があります。
注: 一般的にバージョン 10.2.0 の Google Play 開発者サービスを使用する中国向け Android Wear アプリの場合、このアップデートは適用されません。
詳しくは以下をご覧ください。
Google Play 開発者サービスに接続するための新しいコンポーネント
DataClient
や
MessageClient
など、
GoogleApi
クラスを拡張するクラスを使用すると、Google Play 開発者サービスに対する接続が、Google Play 開発者サービス SDK によって管理されます。関連するブログ投稿をご覧ください。これらのクラスを使用するアプリでは、GoogleApiClient
オブジェクトの作成と管理が不要になります。
Google Play 開発者サービスに接続するための Wear 関連コンポーネントの置き換えについては、サポートが終了したコンポーネントの後継コンポーネントをご覧ください。Google Play 開発者サービスに関連するリリースと既知の問題については、Google Play 開発者サービスのリリースノートをご覧ください。
注: 最新バージョンの Google Play 開発者サービスを使用してアプリをコンパイルすると、ユーザーはデバイスを最新バージョンにアップデートするように求められます。ただし、API バージョン 26 をターゲットとしたアプリでは、既知の問題により、ユーザーに対してデバイスのアップデートを促すメッセージが表示されない場合があります。この問題の詳細は、Google Play 開発者サービスのリリースノートに記載されています。
2017-10-25 常に画面表示モードなど
このセクションには、Android Wear の新機能についての情報を掲載しています。
Android サポート ライブラリ v27.0.0: 機能とバグの修正
Android サポート ライブラリの 27.0.0 バージョンには、次に説明する Wear の新機能が含まれています。
常に画面表示モードをサポートする新たな方法(推奨)
常に画面表示モードでは、デバイスがアイドル状態になっても Wear アプリは表示されたままになります。Android サポート ライブラリに、アプリで常に画面表示モードを使用するための新たな推奨方法が追加されました。Wear チームは、この大幅な変更に対するデベロッパーの皆様からのフィードバックをお待ちしております。
具体的には、
AmbientMode
クラスを使用することで以下のメリットを得られます。
FragmentActivity
などの Android サポート ライブラリのActivity
サブクラス(サポート ライブラリのフラグメント機能を使用可能)- ライフサイクルに対応したアーキテクチャ コンポーネント
- Google ログインのサポート強化
AmbientMode クラスを使用した常に画面表示モードをご覧ください。
Android サポート ライブラリのマニフェスト メタデータ定数
Android マニフェスト ファイルの meta-data
タグに使用する Android Wear アプリの定数が、Android サポート ライブラリで利用可能になりました。定数(スタンドアロン アプリ、通知ブリッジモード、ウォッチフェイス プレビュー イメージ用)を使用するには、アプリ モジュールの build.gradle
ファイルの依存関係セクションに以下の参照を追加します(最新バージョンの Google リポジトリが必要です)。
Groovy
implementation 'com.android.support:wear:27.0.0'
Kotlin
implementation("com.android.support:wear:27.0.0")
アクション ドロワーのアップデート
ウェアラブル アクション ドロワーの作成に使用される WearableActionDrawerView クラスのアップデートを利用できます。最新バージョンでは、以下が可能になっています。
- メニュー項目を変更すると、アクション ドロワーが適切に更新される
- アクション ドロワーにタイトルを設定すると、正しく表示される
RoundedDrawable クラスの拡張
API レベル 24 以降では、ドローアブル XML ファイルから RoundedDrawable クラスを拡張できます。カスタム ドローアブルをご覧ください。
ウェアラブル サポート ライブラリ v2.1.0: 機能拡張など
ウェアラブル サポート ライブラリの 2.1.0 バージョンには、以下のアップデートが含まれており、Android サポート ライブラリ バージョン 26.0.2 以降が必要です。
常に画面表示モードの焼き付き防止画像の提供
ComplicationDrawable
クラスを使用すると、常に画面表示モードの焼き付き防止画像を提供できます。具体的には、
ComplicationData
オブジェクトの burnInProtectionSmallImage フィールドを使用して、焼き付き防止が有効になっている常に画面表示モードのウォッチフェイスに、小さな画像(ウォッチフェイスの追加機能タイプが SMALL_IMAGE
の場合)を表示できます。
ウォッチフェイスの追加機能におけるタップイベントのアップデート
ComplicationDrawable
クラスに新しい onTap
メソッドが追加されました。これにより、ウォッチフェイスからウォッチフェイスの追加機能にタップイベントを渡せます。新しいメソッドは、ウォッチフェイスをタップすることで WatchFaceService.Engine.onTapCommand メソッドをトリガーする既存の機能が基になっています。
onTap
の呼び出しで ComplicationDrawable
に座標を渡すと、タップされた座標を含む ComplicationDrawable
に関連付けられたアクションを起動できます。新しい onTap
メソッドが呼び出されたら、戻り値 true
を使用して、ComplicationDrawable
に関連付けられたアクションが起動されたかどうかを確認できます。
さらに、setHighlightDuration
メソッドでは、onTap
メソッドが呼び出されてからウォッチフェイスの追加機能がハイライト状態を継続する時間を設定できます。
値の範囲を扱うウォッチフェイスの追加機能用の進行状況バー
値の範囲を扱うウォッチフェイスの追加機能用に独自の進行状況バーをウォッチフェイスに表示する場合は、
ComplicationDrawable
クラスの setRangedValueProgressHidden
メソッドを使用して、
ComplicationDrawable
によって描画される値の範囲の進行状況を非表示にできます。
2017-10-02 Android Wear ベータ版
日付: 2017 年 10 月 2 日
ビルド: OWP4.170828.008
対応デバイス: LG Watch Sport
このセクションには、Android Wear ベータ版リリースの既知の問題を掲載しています。ベータ プログラムや登録方法については、Android ベータ版ページをご覧ください。
既知の問題
- 今回の Android Wear ベータ版リリースでは、Google Pay とそのカードは動作しません。
- モバイル接続がオンになっていても、ベータ版をインストールするとオフになります。回避策として、ベータ版をインストールした後、[設定] > [接続] > [モバイル] に移動してモバイル接続をオンにします。
- ベータ版にアップデートした後、通知が不安定だったり表示されなかったりする場合や、連絡先が同期されない場合は、スマートウォッチを出荷時設定にリセットしてください。
- Wear チュートリアル(スマートウォッチのセットアップ完了後に開始される)でカードが正しく動作しない場合がありますが、通常どおりスワイプによって非表示にすることができます。
- Android 6.0(Marshmallow)のスマートフォンでは、スマートウォッチで通話の通知を受信できません。
- アップデート後、心拍数のモニタリングが失敗する場合があります。回避策として、スマートウォッチを再起動してください。
- ストリームの OTA カードでのインストールに失敗する場合があります。回避策として、[設定] > [システム] > [デバイス情報] > [システム アップデート] に移動してください。