Android Studio for Platform の概要

Android Studio for Platform(ASfP)は、Android プラットフォーム開発用の公式の統合開発環境(IDE)です。IntelliJ IDEA の強力なコードエディタとデベロッパー ツールをベースとした Android Studio for Platform には、Android オープンソース プロジェクト(AOSP)でビルドする際の生産性向上に役立つ次のような多くの機能が用意されています。

  • Soong ベースのビルドシステム
  • 豊富な機能を備えた高速なエミュレータ
  • Java、Kotlin、C++ のデバッガ
  • テストツール
  • C++ と NDK のサポート

このページでは、Android Studio for Platform の基本的な機能を紹介します。最新の変更の概要については、Android Studio for Platform リリースノートをご覧ください。

プロジェクトの構造

Android Studio for Platform のプロジェクトには、ソースコードやアセットから、テストコード、ビルド構成にいたるまで、AOSP コードベースのワークスペースを定義するものがすべて含まれています。詳しくは、プロジェクト構造をご覧ください。

Soong ビルドシステム

Soong は、Android プラットフォーム デベロッパーが最も広く使用しているビルドシステムです。合計 3 つあります。

Android Studio for Platform は、Soong ビルドシステムを使用して Android をビルドします。Soong は、Kati GNU Make クローンツールと Ninja ビルドシステム コンポーネントを利用して、Android のビルドを高速化します。

Soong ビルドファイルはブループリント ファイルと呼ばれ、Android.bp という名前が付きます。

Android.bp ファイル形式の詳細については、Android.bp をご覧ください。

デバッグツール

Android Studio for Platform のデバッガを使用すると、デバイスの選択、Java と C++ でのブレークポイントの設定、実行時の変数と式の検査を行うことができます。デバッガの詳細を確認する。

テストツール

Android Studio for Platform は、ローカル(デバイス)テストの実行(atest 経由)をサポートしています。テストツールの詳細を確認する。