Android Gradle プラグイン用の NDK の構成

このページでは、プロジェクトで使用する Android Gradle プラグイン(AGP)のバージョンに応じて、プロジェクト内で NDK を構成する方法について説明します。

この手順は、プロジェクトで使用する AGP のバージョンによって異なります。Android Gradle プラグインのバージョンは次のいずれかの場所で確認できます。

  • Android Studio の [File] > [Project Structure] > [Project] メニュー
  • プロジェクト内の最上位の build.gradle ファイル

該当するバージョンを次から選択してください。

AGP バージョン 4.1 以降

NDK を構成するには、次の方法があります。

  • (推奨)ndkVersion プロパティを使用して、NDK のバージョンを設定します。
  • プロパティを一切設定しません。Android Studio は、AGP の特定バージョンに対応するデフォルトのバージョンの NDK(この場合は、NDK バージョン 21.0.6113669)を自動的にダウンロードします。またはご自身でコマンドラインからの NDK のインストールを行うことができます。Android Studio は、すべてのバージョンの NDK を android-sdk/ndk/ ディレクトリにインストールします。各バージョンは、そのバージョン番号で名前が付けられているサブディレクトリにあります。
  • 次のように ndkPath プロパティを使用する特別なユースケースもあります。

    Groovy

    android {
      ndkPath "/Users/ndkPath/ndk21"  // Point to your own NDK
    }

    Kotlin

    android {
      ndkPath = "/Users/ndkPath/ndk21"  // Point to your own NDK
    }

コマンドラインからの NDK のインストール

コマンドラインから NDK をインストールするには、次の手順を行います。

  1. sdkmanager ツールを使用して、使用可能な CMake パッケージと NDK パッケージのバージョンを表示します。他の SDK コンポーネントと同様に、NDK はさまざまなチャネルを通じてリリースされます。

    sdkmanager --list [--channel=channel_id]  // NDK channels: 0 (stable),
                                                // 1 (beta), or 3 (canary)
    
  2. インストールするパッケージの文字列を sdkmanager に渡します。 たとえば、CMake や NDK をインストールするには、次の構文を使用します。

    sdkmanager --install
              ["ndk;major.minor.build[suffix]" | "cmake;major.minor.micro.build"]
              [--channel=channel_id]
    

    channel_id. までのチャンネルでリリースされたパッケージのみをインストールするには、--channel オプションを使用します。

詳しくは、sdkmanager をご覧ください。