Android Emulator の仮想 Chrome OS デバイスのプレビュー

Pixelbook などの Chrome OS デバイス用アプリの開発やテストを、Chrome OS デバイスのハードウェアがない環境で行う場合は、Android Emulator の仮想 Chrome OS デバイスを使用します。

セットアップ

仮想 Chrome OS デバイスでアプリを実行するには、アドオンをいくつかダウンロードして、以下のセットアップ手順を行います。

1. Android Studio のインストール

手順については、Android Studio のダウンロードをご覧ください。

2. Android Emulator の VM アクセラレーションの有効化

Android Emulator では、拡張機能を使用して VM(仮想マシン)の実行を高速化できます。VM アクセラレーションを有効にするには、VM アクセラレーションの設定の手順を行います。

3. Chrome OS SDK アドオンのインストール

Android Emulator で仮想 Chrome OS デバイスを実行するには、Android Studio SDK Manager で適切なシステム イメージをダウンロードする必要があります。

  1. Android Studio で、[Tools] > [SDK Manager] を選択します。
  2. [SDK Update Sites] タブをクリックします。
  3. ウィンドウ下部にある追加アイコン をクリックします。
  4. 次の名前と URL を入力し、[OK] をクリックします。

    Chrome OS のリポジトリ: https://storage.googleapis.com/chrome_os_emulator/addon2-1.xml

  5. 追加アイコン を再度クリックします。
  6. 次の名前と URL を入力し、[OK] をクリックします。

    Chrome OS のシステム イメージ: https://storage.googleapis.com/chrome_os_emulator/sys-img2-1.xml

  7. [Apply] をクリックします。
  8. [SDK Tool] タブをクリックし、[Chrome OS device] チェックボックスをオンにします。
  9. [OK] をクリックして、Chrome OS デバイスをインストールします。
  10. Android Studio を再起動します。

4. AVD Manager を使用した AVD の作成

以上で、Chrome OS デバイスのシステム イメージが Android Studio にインストールされました。これを使用して Android Emulator で実行可能な Chrome OS 仮想デバイスを作成します。

AVD を作成する手順については、仮想デバイスの作成と管理をご覧ください。

[Pixelbook (beta)] ハードウェア プロファイルは、[Tablet] カテゴリにあります。

AVD に必要な SDK プラットフォーム コンポーネントをまだインストールしていない場合は、[Virtual device configuration] ウィンドウの [Select a system image] ページにある [Recommended] タブからダウンロードできます。

Android Emulator での仮想デバイスの実行

以上で、Android Emulator で仮想 Chrome OS デバイスを実行できるようになりました。

アプリの実行手順については、Android Emulator でのアプリの実行をご覧ください。

AVD を初めて起動するときは、有効な Google アカウントで仮想デバイスをセットアップし、Google Play 利用規約に同意する必要があります。これは、新しく作成した Chrome OS 仮想デバイスを初めて起動した場合にのみ必要です。仮想 Chromebook をゲストで使用すると、Android アプリを実行する機能が無効になります。Android Emulator で Android アプリを実行するには、有効な Google アカウントでログインする必要があります。

既知の問題

  • 組織が管理する Google アカウントを使用する場合、Chromebook での Android アプリの実行を許可するポリシーが、そのアカウントに設定されていない可能性があります。たとえば、デフォルトの G Suite アカウントは、Android アプリを実行できる設定になっていません。組織が管理するアカウントで問題がある場合は、個人アカウントで試してください。
  • Android Studio で、Chrome OS イメージに関する警告が表示されます。
  • 仮想 Chrome OS デバイスには Google Play ストアが含まれていません。ただし、Google Play 開発者サービスは仮想デバイスで機能します。
  • adb root を実行すると、ログアウトして再度ログインするまで、AVD への接続が断たれます。これを回避するには、代わりに su を使用します。
  • AVD のデフォルトの RAM サイズは 1,536 MB です。これを 2,048 MB に増やすことをおすすめします。AVD の RAM を増やすには、[Virtual Device Configuration] ウィンドウで [Show Advanced Settings] をクリックします。
  • Android Emulator の回転制御によって仮想デバイスの横向きモードと縦向きモードが切り替わることはありません。
  • マウスポインタは、タッチスクリーン上の指のように動作します。カーソル合わせは機能しません。
  • マウスホイールを使ってスクロールしようとすると、デバイスに不要なクリックが送信されることがあります。回避策としては、マウスをボタンを押したまま動かしてスワイプします。
  • Android の起動が完了する前に、Android Emulator ウィンドウを閉じるか AVD Manager から Android Emulator を停止すると、Chrome OS によりハード シャットダウンが検出されます。この場合、次回の起動時に Chrome OS からクラッシュ復元ダイアログが表示されます。これを回避するには、Android Emulator 内の電源ボタンを押して仮想 Chromebook をシャットダウンします。
  • Android Emulator 上のこのプレビュー版仮想 Chrome OS デバイスでは、ChromeVox スクリーン リーダーは動作しません。この問題は、今後のアップデートで対処される予定です。