Transformer デモアプリでは、API の機能を試し、フォーマット間のメディアの変換、トリミング、動画エフェクトの適用など、独自のメディアを変換できます。
このページでは、デモアプリを取得、コンパイル、実行する方法について説明します。また、デモアプリを使用して独自のメディアを変換する方法についても説明します。
コードを取得する
メインのデモアプリのソースコードは、GitHub プロジェクトの demos/transformer
フォルダにあります。プロジェクトのクローンを作成していない場合は、ローカル ディレクトリにクローンを作成します。
git clone https://github.com/androidx/media.git
次に、Android Studio でプロジェクトを開きます。[Android Project] ビューには次のように表示されます(デモアプリの関連フォルダが展開されています)。
デモをコンパイルして実行する
デモアプリをコンパイルして実行するには、Android Studio で demo-transformer
構成を選択して実行します。接続された Android 搭載デバイスにデモアプリをインストールして実行します。エミュレータによる Android のメディア スタックの実装は、機能やバグが実際のデバイスとは異なるため、可能であれば実機を使用することをおすすめします。
デモアプリは ConfigurationActivity
から始まります。これは、入力メディア アイテムと実行する変換を設定できるアクティビティです。画面の上部にある 2 つのボタンを使用して、プリセットのメディア ファイルのリストから選択するか、ローカル ファイルを選択できます。次に、オプションのスクロール可能なリストを使用して、出力形式と変換を構成し、メディアに適用する効果を選択できます。最後のボタンをタップすると TransformerActivity
に遷移します。これは現在の進行状況と、Transformer を通過しているフレームのプレビューを表示するアクティビティです。変換が完了すると、入力動画と出力動画が 2 つの ExoPlayer PlayerView
インスタンスに一緒に表示されます。
独自のコンテンツを変換する
デモアプリでは、構成画面の上部にあるボタンを使用して、変換するメディアを選択できます。コマンドラインで URL を直接渡すこともできます。
adb shell am start -a androidx.media3.demo.transformer.action.VIEW \ -d https://yourdomain.com/sample.mp4
MediaPipe の統合
デモアプリには、MediaPipe との統合例が含まれています。依存関係を手動でビルドしてから、withMediaPipe
ビルド バリアントを選択し、メディア パイプ フレーム プロセッサを使用するアプリをビルドできるようにする必要があります。詳しい手順については、README をご覧ください。構成アクティビティのエフェクト セレクタには、これを試すためのサンプル MediaPipe ベースのエフェクトが含まれています。