共有ストレージの概要

共有ストレージは、ユーザーがアプリをアンインストールした場合でも他のアプリからアクセスや保存を行うことができる、または行うべきユーザーデータに使用します。

Android には、次のタイプの共有可能データを保存しアクセスするための API が用意されています。

  • メディア コンテンツ: この種のファイルには標準の公開ディレクトリが用意されているため、ユーザーはすべての写真に共通の場所を使用し、すべての音楽ファイル、音声ファイルなどに別の共通の場所を使用できます。アプリは、プラットフォームの MediaStore API を使用して、このコンテンツにアクセスできます。
  • ドキュメントと他のファイル: システムには、PDF ドキュメントや EPUB 形式を使用する書籍など、他の形式のファイルを格納するための特別なディレクトリがあります。アプリはプラットフォームのストレージ アクセス フレームワークを使用して、このようなファイルにアクセスできます。
  • データセット: Android 11(API レベル 30)以降では、複数のアプリが使用する可能性のある大規模なデータセットがキャッシュに保存されます。こうしたデータセットは、機械学習やメディア再生などのユースケースをサポートできます。アプリは BlobStoreManager API を使用して、このような共有データセットにアクセスできます。

API について詳しくは、次のガイドをご覧ください。