カメラのサポート

以前のバージョンの Android では、基本的なカメラ機能が仮想デバイスのエミュレータによってサポートされています。Android 11 以降で追加されている Android Emulator のカメラ機能は、以下のとおりです。

  • RAW 撮影
  • YUV 再処理
  • レベル 3 デバイス
  • 論理カメラのサポート
  • センサー マネージャーによるデータを使用した、センサーの向きのエミュレーション
  • ハンドシェイク頻度の低減による、動画の手ぶれ補正適用
  • 通常は YUV パイプラインで行われるアップスケーリングの除去による、エッジ補正適用
  • 複数カメラからの同時ストリーミング

仮想シーンカメラと ARCore

仮想環境で仮想シーンカメラを使用して、ARCore で作成された拡張現実(AR)アプリを試すことができます。

エミュレータで仮想シーンカメラを使用する方法については、Android Emulator で AR アプリを実行するをご覧ください。

エミュレータでカメラアプリを使用する場合は、仮想シーン内で使用する PNG または JPEG 形式の画像をインポートできます。仮想シーンで使用する画像を選択するには、[Extended controls] ウィンドウを開き、[Camera] > [Virtual scene images] タブを選択して [Add image] をクリックします。この機能を使用すると、カメラベースのアプリで使用する QR コードなどのカスタム画像をインポートできます。詳細については、シーンに拡張画像を追加するをご覧ください。

一般的な AR アクションをマクロでテストする

エミュレータでプリセット マクロを使用すると、一般的な AR アクションのテストにかかる時間を大幅に短縮できます。たとえば、マクロを使用して、デバイスのすべてのセンサーをデフォルトの状態にリセットできます。

マクロを使用する前に、Android Emulator で AR アプリを実行するの手順に沿って、アプリで使用する仮想シーンカメラを設定し、エミュレータでアプリを実行して、ARCore を更新します。その後に、次の手順でエミュレータ マクロを使用します。

  1. エミュレータを実行してアプリを ARCore に接続し、エミュレータ パネルのその他アイコン をクリックします。
  2. [Record and Playback ] > [Macro Playback] を選択します。
  3. 使用するマクロを選択し、[Play] をクリックします。

    再生中に [Stop] をクリックすると、マクロを中断できます。