要素をグループに配置する

グループを使用すると、ウォッチフェイスのデザインを論理構造に分割できます。

これは、コンポーネントを整理する際に役立ちます。各グループに name を付けて、用途を示すことができます。

グループが非常に便利な理由のもう 1 つは、グループ内のすべての要素を 1 つのエンティティとして扱い、外観を調整したり、変化するデータソースに動的に調整したりできることです。

以下に、この機能が役立つ例を示します。次の Group には、ウォッチフェイスの単一の論理部分を構成するさまざまな PartText, PartImage 要素と PartDraw 要素が含まれています。

<Group name="decorations" ...>
  <PartText ...>
  <PartImage ...>
  <PartDraw ...>
</Group>

アンビエント動作を変更する

Group を定義したら、アンビエント モードに合わせて Group 全体の可視性を調整できます。たとえば、Group を非表示にします。

<Group ...>
  <Variant mode="AMBIENT" target="alpha" value="0" />
  <PartText ...>
  <PartImage ...>
  <PartDraw ...>
</Group>

これにより、子要素ごとに Variant 要素を個別に追加する必要がなくなります。

グループを変換する

Variant を使用してアンビエント動作を調整する場合と同様に、Group の多くのプロパティは、1 つ以上の Transform 要素を使用して調整できます。

この例では、Group は秒に基づいて回転します。pivotXpivotY0.5 として指定すると、Group 内の各要素(PartTextPartImage など)の位置に関係なく、Group の中心を中心に回転します。

<Group x="0" y="0" width="450" height="450" pivotX="0.5" pivotY="0.5">
  <!-- One full rotation per minute -->
  <Transform target="angle" value="[SECOND] * 6" />
  <PartText ...>
  <PartImage ...>
  <PartDraw ...>
</Group>