[Pipeline] ペイン

[Pipeline] ペインには、現在バインドされているパイプラインのコンテンツが表示されます。[Command] ペインで、有効な描画呼び出しまたはディスパッチ呼び出しを選択します。描画呼び出しまたはディスパッチ呼び出しを含むコマンド グループを選択すると、最後にバインドされたパイプラインが表示されます。

パイプライン ペイン
図 1. パイプライン ペイン

現在バインドされているパイプラインのステージがペインの上部に表示されます。これらは、それぞれのパイプラインで使用される順序で提示されます。ただし、すべてのステージが使用されるとは限りません。ステージが未使用の場合、そのステージは選択不可ではなく、前のステージからの矢印が、スキップされていることが示されます。ユーザーがステージを選択すると、ペインの残りの部分には、そのステージに関連するデータが表示されます。現在サポートされているステージは次のとおりです。

ステージ 氏名 パイプライン タイプ(呼び出しタイプ)
アイオワ 入力アセンブリ グラフィック(描画)
VS 頂点シェーダー グラフィック(描画)
TCS テッセレーション コントロール シェーダー グラフィック(描画)
テスティング テッセレーション評価シェーダー グラフィック(描画)
GS ジオメトリ シェーダー グラフィック(描画)
ラスト ラスタライザ グラフィック(描画)
FS フラグメント シェーダー グラフィック(描画)
統合 カラー ブレンド グラフィック(描画)
CS コンピューティング シェーダー コンピューティング(ディスパッチ)

データの整理

各ステージのデータは、シェーダーのコード、テーブル、Key-Value ペアで構成されています。

シェーダー コード

このボックスには、現在選択されているステージのシェーダーが含まれますが、これがシェーダー ステージです。ボックスの上部にあるタブから SPIR-V と GLSL のシェーダーを確認できます。GLSL は、実際の元のソースではなく、SPIR-V から逆コンパイルされることがあります。

シェーダー コード
図 2. シェーダー コード

テーブル

通常、テーブルには静的または動的に定義したデータが含まれます。データが動的に設定された場合は、テーブル名の横にメッセージが表示されます。一部のテーブル(Stencil State など)は、バッファや記述子などのユーザー定義データではなく状態を表し、アクティブでないときはグレー表示されます。テーブルには、他のペインを開くリンクが含まれている場合があります。たとえば、Descriptor Set テーブルの [View] ヘッダーの下にあるハンドルをクリックすると、記述子が表すテクスチャの [Texture] タブが開きます。

テーブル
図 3. テーブル

Key-Value ペア

Key-Value ペアは通常、状態データを表します。例外は、シェーダー ステージの Static Analysis 統計情報です。動的設定のペアには、キーの横にアスタリスクが付いています。無効なペアはグレー表示されます。無効化されたペアにカーソルを合わせると、他のペアで無効化されたものを確認できます。

Key-Value ペア
図 4. Key-Value ペア