大画面によって差別化

Tier 1 アイコン

TIER 1 - 大画面のアプリの品質に関するガイドラインにおける、最上位のレベル。

3 つのレベルの画像。一番上の Tier 1 がハイライト表示されている。

大画面用に差別化されたアプリを使用することで、小画面のデバイスでは不可能なユーザー エクスペリエンスを実現できます。

大画面用に差別化されたアプリにより、マルチタスクやドラッグ&ドロップが便利でシンプルになります。差別化されたアプリは、テーブルトップ モードなど、折りたたみ式デバイスの独自の機能をサポートし、他の種類のデバイスでは不可能なユーザー エクスペリエンスを実現します。

外部キーボード、マウス、トラックパッドのサポートは、デスクトップ パソコンと同等です。タッチペンが幅広くサポートされているので、タッチペンはデバイスに欠かせない要素となっています。

推奨事項と非推奨事項

  • 大きなサイズを考慮する
  • カスタムのレイアウトと動作を設計する
  • アプリを他のものと差別化する
  • 性能について妥協する
  • 1~2 種類のみのデバイス向けに設計する
  • アプリを平凡なものにする

ガイドライン

Tier 1 のガイドラインに従って、アプリを差別化します。

マルチタスクとマルチインスタンス

大画面でのマルチタスクでユーザーの生産性を高めます。

ガイドライン LS-M3 および LS-M4

内容

マルチウィンドウ、マルチインスタンス、ピクチャー イン ピクチャーなど、すべてのマルチタスク モードをサポートします。

理由

大画面では十分な表示スペースを使用できるため、ユーザーは複数のアプリを同時に開いて操作できます。

方法

折りたたみ式デバイスの形状と状態

大画面の折りたたみ式デバイスは、スマートフォンとタブレットを一体化したようなものです。テーブルトップとブックの形状を取る折りたたみ機能は、ユーザー エクスペリエンスに新しい可能性をもたらします。

ガイドライン LS-F1 および LS-F2

内容

テーブルトップ モード、ブックモード、デュアル ディスプレイなど、すべての折りたたみ形状に対応しています。また、アプリはデュアル スクリーン デバイスにも対応しています。

理由

折りたたみ式デバイスの独自の機能をサポートすることで、アプリを差別化できます。

ドラッグ&ドロップ

大画面は、アプリ内でのドラッグ&ドロップ操作に最適です。Android 7.0(API レベル 24)以上では、マルチ ウィンドウ モードのときにアプリ間でもドラッグ&ドロップ操作を行えます。

ガイドライン LS-D1

内容

タップ入力、マウス、トラックパッド、タッチペンを使用した、アプリ内でのドラッグ&ドロップ、および他のアプリとの間のドラッグ&ドロップをサポートしています。

理由

ドラッグ&ドロップ機能をアプリに追加することで、ユーザーの作業効率とエンゲージメントを高めることができます。

方法

キーボード、マウス、トラックパッド

外部入力デバイスを完全にサポートします。

ガイドライン LS-I10LS-I16

内容

アプリでは、機能向上のため、ウェブ版や PC 版と同等のキーボード ショートカットを使用できます。たとえば、Ctrl+クリックまたは Ctrl+タップ、Shift+クリックまたは Shift+タップなどがあります。マウスまたはトラックパッドを使用してスクロールしたコンテンツのスクロールバーを表示します。ユーザーはマウスまたはトラックパッドを使用して、UI パネルのサイズの変更や再設定ができます。マウスやトラックパッドでカーソルを合わせると、フライアウト メニューまたはツールチップが表示されます。

理由

キーボード、マウス、トラックパッドで可能なすべての入力機能をユーザーが使用できるようにします。

方法

次のデベロッパー ガイドをご覧ください。

タッチペン

最高水準のアプリは、タッチペン搭載の大画面デバイスをサポートします。ユーザーは、タッチペンを使用して、描画、書き込み、消去など、さまざまなタッチとジェスチャーによるアプリの操作ができます。

ガイドライン LS-S2LS-S4

内容

描画、書き込み、消去、ドラッグ&ドロップ、感圧、傾き検出、パーム リジェクション、フィンガー リジェクションといった機能をタッチペンで使用できるようにしています。

理由

高性能なデバイス上でのユーザー エクスペリエンスを向上させます。ユーザーの生産性と満足度を高めます。

カスタム カーソル

マウス、トラックパッド、タッチペンの操作のコンテキストを提供します。

ガイドライン LS-P1

内容

テキスト用の I ビーム、サイズ変更可能なパネルのサイズ変更ハンドル、処理スピナーなどの、カスタマイズされたカーソルを表示します。

理由

満足度と生産性を兼ね備えた、洗練されたユーザー エクスペリエンスを実現します。

方法

以下のリファレンス ドキュメントをご覧ください。